ダイワのオーバーホールについて、ネットの書き込みを見るとあまり良い評判がありません。
ツイッターの書き込みなどを見ていると、オーバーホールに出してみたいけど果たして大丈夫だろうか?
オーバーホール出したけど、全然変わってないなど、ダイワユーザーを不安にさせるような声が上がっています。
特に、毎年恒例で冬のオフシーズンにはオーバーホールキャンペーンで、割引が受けられるので是非活用したいもの。
今回は、僕の釣具店での経験を踏まえ、ダイワのオーバーホールについて『はたして評判はどうなのか?』というところを探っていこうと思います!
ダイワのオーバーホール評判はどうなのか?
さて、これ非常に回答に困ることなのですが、回答としては良いとも悪いとも言えないというのが僕の本音です。
というのも、冒頭のツィッターの書き込みにあったように、担当する方によって、バラツキがあるのは本当だからです!
これは、僕が釣具店で働いているときに、ダイワの修理部門の担当の方と数多くやり取りしているので、断言できます。
では、なぜ担当する方によって、こんなにもサービスの仕上がりにバラツキがあるのでしょうか?
そこのところに迫っていきたいと思います。
ダイワオーバーホール仕上がりにバラツキがあるのはなぜ?
現在のダイワの釣具製品の修理やリールのオーバーホールなどは、子会社であるスポーツライフプラネッツ、通称SLPが一括して担っています。
元々、現グローブライドになる前のダイワ精工のときは、修理部門も一つの会社でしたが、2008年にアフターサービス専門の会社としてスポーツライフプラネッツが分社化されました。
ここからは、僕の推測が入ります。
~以下、僕の推論~
修理部門は基本、修理品がないと、売上が上がりません。そのため、釣具事業の業績として、足を引っ張るため、別会社として分社化されました。
しかし、分社化する際に、元々、大手のダイワ精工の給与体系だったのが、新たな給与体系になり待遇が悪くなったのではないかと考えられます。
その際に、修理部門にいたベテラン勢たちの多くが、そのまま退職していったのではないか?と思われます。
その結果、今のSLPには、元々いたベテランの方と新たに入ってきた経験の浅い技術者で構成されているのではないか?と思います。
~推論、ここまで~
僕が釣具店の店員として、働いているときに、ダイワの修理を受け付けたことは幾度となくあるのですが、担当者によって、サービスレベルにバラツキがあるのはマジ本当です。
ベテランの技術者の方が担当してくださると、神対応してくれたりします。
逆に、経験の浅い技術者にあたると、全く話が通じなかったりなんてことが多々ありました。
実際にお客さんにオーバーホールに出したのに何も変わっていないと言われ、それがクレームに発展したことも幾度かあります。
今はどうかわかりませんが、少なくとも僕が釣具店で働いていた2年ほど前は、まだそんな感じでした。
以下では、僕がお店で経験した、例です。
ベテランの方にあたり良かった例
ベイトリールのクラッチ動作が戻ってしまうというクレーム
無償で、クラッチ部の部品交換となったが、その際に、ただの部品交換だけでなく、一旦分解、洗浄し、その他悪い部分がないか点検してくれた上で返却してくれた。
経験の浅い技術者にあたり悪かった例
お客さんに予算の上限金額を決めていただいた上で、修理品としてリールを預かった。
診断の結果、パーツ交換が必要で、指定した予算上限を超える修理となった。
通常なら、見積書をFAXで店に送り、お店側はその見積り金額をお客さんに相談した上で、パーツ交換するかどうかを決めるのだが、この手順を踏まずに、見積書と一緒に修理品をお店に返却してきた。
その結果、お店に戻ってきたものを、また、修理部門へ送らなければならないという手間が増え、預かり期間が余計に増えてしまった。
こんな風に、対応した担当者によって、全く異なってきます。特に、後者の例なんかは、常識的に考えてあり得ないミスだと思うのですが、そこまで頭が働かなかったのでしょうか?
また、変な担当者にあたると話が通じなくて、電話口で『話がわかるベテランにかわってくれ!』と言ったら、スムーズに事が進んだなんて経験もありました。
ダイワオーバーホールのまとめ
結論として、ダイワのオーバーホールは、残念ながら、担当者によって異なるという結論になってしまいます。
僕が業界から、離れて2年近く経ちますが、やはりツイッターなどの書き込みをみると、未だ、その体質は変わっていないのでしょうね。
とはいえ、基本的にマグシールド搭載機が増えてきている以上、禁断のマグシールドレス化をする以外に、メンテナンスする手段がないので、オーバーホールに出すしかありません。
ただ、もし、オーバーホールに出して、全く何も変わっていなければ、それはお金を出している以上、クレームとして再オーバホール依頼を出せば、良いので、そこまでオーバーホールにだすことに抵抗感をいただかなくてもいいとは思います。
最後にオーバーホールに出す際は、単にコースを選ぶだけでなく、『どのようなところが気になるのか?』ということを具体的に伝えておけば、オーバーホールにおけるトラブルも回避できるのではないでしょうか?
今回、ダイワのオーバーホールに関して、僕なりの見解を述べさせていただきました。
ぜひ、参考にしてみてください。