最近使わなくなってきたタックルがあるので、売りたい。新製品が出たので、今あるタックルを売って買い替えたい。
釣具を売るならできるだけ、良い金額で売りたいですよね。
僕も釣具店時代は、査定をしたりしていました。
今回は、自分が査定していた経験を踏まえて、釣具を売るときのポイントや、高く売りたいならどこに出すのが良いのかを解説したいと思います。
Contents
釣具を売るときに気にすべきポイントは
釣具をできるだけ、高く売りたいときのポイントは以下の通りです。
- 現行機種であるか?
- 傷や破損につながるようなものはないか?
- 需要があるかどうか?
基本、この3つに基づき査定をします。
現行機種であるかどうか?
現行機種であるかどうかということは、査定で大きく、差がつくポイントの一つです。
基本的にメーカーは、その機種がカタログ落ちしてから、5年程度しか交換パーツを保有していません。
そのため、竿が折れたり、リールが故障した場合でも、修理が効くかどうかというところが、ポイントとなってきます。
1世代前くらいの機種でしたら、まだまだ値段は付きますが、それ以上前の機種となると、やはりパーツの替えも効かなくなるので査定額は下がります。
傷や破損につながるようなものはないか?
これは、釣具以外のものと同じで、特にリールは新品でさえ、購入時に傷などを気にする方がいるので、傷があるだけでマイナスポイントとなります。
また、竿なんかは、よく目を凝らして見ないとわからないような傷でも、プロの目から見ると実はカーボン自体にヒビが入っていたりする場合もあるので、そのような場合は、買取不可となります。
よく、大体で良いから値段が知りたいと言われますが、素人が見るポイントとプロが見るポイント、特に竿にクラックが入っているかどうかは判断がつきにくいので、現物を見ないことには、答えられないというのが正直なところです。
需要があるかどうか?
あと、その釣具自体が需要があるかどうか?というのも査定のポイントとなります。
リールで言えば、シマノのステラやダイワのイグジストなど、多少型落ちしていても、買い手が付きそうなものは、値段が付きます。
また、近くの買取専門店などであれば、その地域で需要があるかどうかとうのも重要です。
たとえば、極端な話ですが、北海道で値段がつくサーモン専用ロッドでも、沖縄のお店でその竿を査定したら金額はつかないでしょう。
釣具を売るときの方法は?
現在、釣具の買取というと、以下の3つが考えられます。
- ヤフオクで売る
- メルカリで売る
- ネット買取業者で売る
- 近くの買取専門店で売る
それぞれ、どのような特徴があるのか見た上で、管理人の見解を最後に述べたいと思います。
ヤフオクで売る
ヤフオクで売る際のメリット・デメリットです。
ヤフオクのメリット
- 基本的に送料は、落札者持ちでOK
- 落札者が競り合う事により、思わぬ高値がつく
- 入金から1週間くらいで入金される
ヤフオクのデメリット
- 手数料がかかる(通常会員10%、プレミアム8.64%)
- 出品が面倒(写真撮影など)
- 梱包が面倒
メルカリで売る
メルカリで売るときのメリット・デメリットです。
メルカリのメリット
- 買い手が早く付く
- 割と古いものでも値段がつく
- 出品するのに利用料が無料
メルカリのデメリット
- 手数料がかかる(10%と高い)
- 出品が面倒(写真撮影など)
- 梱包が面倒
- 送料無料が基本
- 値下げ交渉が鬱陶しい
- 売上金が1万円未満の場合、入金手数料210円がかかる
ネットの買取業者で売る
ネットの買取業者へ売る場合のメリット・デメリットです。
ネットの買取業者のメリット
- 梱包箱は業者が用意してくれるので比較的楽
- LINE査定などがあるのでスピーディー
- 入金も3営業日以内など割と早い
ネットの買取業者
- 安く買い叩かれる
- 参考査定額はあてにならない
近くの買取専門店で売る
近くの買取専門店のメリット
- 査定に出すのは楽
- すぐにお金が欲しい場合ならOK
ネットの買取業者
- 安く買い叩かれる
- 需要がないものは値段がつきにくい
どこが一番高く売れるのか?一番ダメなところは?
僕のオススメはやはり、ヤフーオークションです。
竿などは梱包が非常に面倒な部分はありますが、リールなどでしたら、100均で箱を買ってきて、それに詰めればよいので非常に出品も楽です。
また、オークションは、落札者が競り合う傾向にあるので、比較的高く売れます。
実際、自分も、ほぼ無傷のリールを何台か売ったことがありますが、現行品で、状態が良く、箱とか全て揃っていれば買値に近い金額で売ることもできます。
そこから、手数料を引いたとしても、中古買取専門店なんかで売るよりは、充分に高く売れるので、おすすめです。
メルカリは、即決形式なので、基本的に自分の言い値で売ることができますが、メルカリユーザーの性質上、送料が出品者持ちでないとかなり売れにくいです。
あとは、やたらと値下げ交渉をするという風習があるので、出品する際にちょっと高めの値段設定にしておいたほうが良いでしょう。
送料が出品者持ちなのと、売上金から手数料が10%も取られるので、少し旨味は少ないですが、それでも買取業者よりは、まだマシです。
一番ダメなのは、買取業者と中古釣具専門店に売ることです。
買取業者のホームページなどを見ますと、参考価格が載っていますが、鵜呑みにしてはいけません。
客寄せで、いい値段が記載してあるだけなので、まず新品未使用でも買取例のような値段は付きません。
買取業者も中古釣具専門店も基本的に買い取った釣具を売ることで利益を得ています。また、査定をする人の人件費も掛かってくるので、安く買い叩いて高く売るのが基本です。
僕も釣具店で働いているとき、市場調査で中古釣具店を回ったことがあるのですが、中古釣具が自分の働いていた店の新品の値段より高い値段で売られていたのには正直驚きました。
自分自身が釣具店で働いていたときも、人件費のことを考えると、状態がよくても、新品の売値もあるので、そこまで、良い値段では買い取れませんでした。
基本的に、買取専門店などを使うのは、すぐにでもお金が必要な場合のみでしょう。
例えば、捨てるのももったいないようなものを処分するという意味で、買取専門店に持っていくのはありだと思います。
しかし、普通に値段が付くようなものは、買い叩かれるだけなので、持っていかないほうがベターです。
基本的に買取は3割から4割くらいの利益は載せたいので、釣具店に売るというのはあまり期待しないほうが良いでしょう。
釣具の買取についてのまとめ
今回、釣具の買取について、僕なりの見解を書いてみました。
まとめると
- ヤフオクが一番高く売れる
- メルカリは交渉次第
- 買取専門店が一番損
という判断になりました。釣具を売るときは是非参考にしてみてください。